愛知民報

【16.12.18】新年につながる県民のたたかい

 今年おこなわれた、安倍政権の悪政を許さない県民運動の特徴を紹介します。

戦争法廃止の声大きく 市民と野党の共闘続く

 
 安保法制=戦争法の廃止を求める運動が続いています。
 「強行された『19日』を忘れない」と、毎月19日に県内各地で集会やデモがおこなわれています。宗教者、学者・研究者、子育てママなど幅広い層が結集。戦争法廃止・立憲主義回復で一致する野党や無所属の議員が参加しています。
 3月19日に愛知県弁護士会が主催した集会とパレードには弁護士150人を含む約2800人の市民が参加しました。戦争法強行から1年の9月19日に「安倍内閣の暴走をとめよう共同行動実行委員会」が主催したデモには約2000人が集まりました。

 
 戦争法廃止2000万署名が各地で取り組まれました。10月時点で全国で集まった1580万人分が国会に提出されました。愛知では48万人分を超えました。阿久比町で集まった署名数は人口の3割以上でした。

 
 県内にある自衛隊基地の海外戦場への出撃拠点化に反対する運動が強められています。9月25日におこなわれた小牧平和県民集会は、航空自衛隊小牧基地の侵略的機能強化反対を訴えました。同基地には海外侵攻のために使われるKC767空中給油輸送機やC130H輸送機が配備されています。
 

 
 陸上自衛隊第10師団の司令部がある名古屋市守山区では、南スーダンPKOに派遣されている自衛隊の撤退を求める集会とデモがおこなわれました。

消費税増税反対

 
 消費税をやめさせる愛知連絡会がおこなった税率10%への引き上げに反対するロングラン宣伝=3月31日、名古屋市中区

保育園落ちた!

 
 「保育園落ちたのは私だ!」「保育士の給料増やせ」などと訴える母親や保育労働者たち=3月17日、名古屋市中区

最低賃金上げよ

 
 最低賃金の1500円への引き上げを求め、貧困バッシングに抗議する「エキタス東海」=8月28日、名古屋駅前

原発再稼働ノー

 
 原発再稼働反対、原発廃炉を訴えながら行進する「原発ゼロナゴヤアクション」の参加者=3月12日、名古屋市中区

TPPストップ

 
 農業用トラクターを前に「TPP批准阻止」「愛知の農業を守れ」と訴える人たち=10月29日、豊橋市

リニア工事強行に抗議

 
 JR東海のリニア中央新幹線建設工事強行にたいし、「住環境を守れ」と沿線住民が抗議の声を上げています。写真は11月7日にJR東海が着手した名城非常口(名古屋市中区)の工事に反対する市民団体の宣伝。

若者が「安倍やめろ!」

 
 「選挙が終わったら改憲を言い出す安倍首相は許さない」と、若者が安倍首相退陣を求めて街頭に繰り出しています。写真は7月19日、名古屋市中区の自民党県連前でおこなわれた「ストップ・イット・アベ名古屋アクション」の宣伝行動。