愛知民報

【16.09.04】手記 参院選無党派との共同に確信 日本共産党愛知県委員会 女性部長 高橋真生子

戦争法反対

 7月の参院選では、複数区・愛知でも、安保法制=戦争法の廃止、立憲主義の回復をめざす無党派の市民と野党の共同が実現しました。
 県内で安保法制に反対する活動に取り組む有志が共同する「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合@愛知」(市民連合@愛知)に参加するみなさんです。市民連合@愛知は、戦争法廃止を掲げる参院候補を支援しました。
 私は、市民連合@愛知に参加する「安保関連法に反対するママの会@愛知」の有志の皆さんと一緒に行動し、日本共産党の政策や考え方を紹介してきました。「だれの子どもも殺させない」の一致点で集まった同会ですが、戦争法廃止のために必要なことを議論する中で「選挙へ行って政治を変えよう」という機運が高まりました。

距離縮まる

 私がママの会と出会ってちょうど1年ですが、「選挙にかかわるのが初めて」「選挙制度が分からない」と言われ、手探り状態から始まりました。
 私が選挙情勢を伝え、悩みをクリアする中で、日本共産党と市民のみなさんの距離がどんどん縮まり、ママの会の一人ひとりの投票の自由は保障しながら、野党で3議席を占めるために、すやま初美候補を応援したいと中心メンバーの気持ちが変化してきました。
 6月22日の参院選公示日に、9つの市民グループの有志の皆さんと日本共産党と民青同盟の若手専従者で「すやま応援団」というネットワークをつくりました。ネット上で相談できる仕組みをつくり、作戦を練りました。

共同の選挙運動

 戦争法廃止を求める無党派の方々が、日本共産党の街頭演説や、すやま初美候補の個人演説会で積極的に弁士を務めました。
 日本共産党の子育て世代党員と「ママの会」会員が一緒に公園で子育て世代に支持を呼びかける「パパママカー作戦」では、「私たちは普通のママだけど、今度の選挙は共産党のすやまさんを応援します」と訴えました。7月3日には、すやま候補を聴衆がぐるりと取り囲む?囲み街宣?に取り組み、日本共産党に市民が付いていることをアピールしました。
 あるママは、一人でテレデータを使って電話を200本かけ、「私は共産党員ではないけど、安倍政権は本当にこわい。戦争する国にしないために、すやまさんに投票して」と正面から訴えました。

反共反撃の先頭に

 野党共闘を進める中で、共産党への信頼が深まりました。選挙前に行われたママの会のパレードには、共産党の国会議員が民進党の議員とともに参加しました。準備の段階でも積極的に協力しました。
 ママの会に参加していた30代、40代のメンバーの中から、野党共闘や共産党への攻撃に反論するメンバーが生まれました。あるママは街頭で、「私は共産党の議員やスタッフに触れて、いい人たちだと実感した」と訴えてくれました。私がお礼を言うと、「本当のことを話しただけ。共産党への攻撃は自分たちへの攻撃」と話してくれました。

改憲阻止の共同に

 参院選での共同を、野党共通政策の実現、憲法改正を阻止するたたかい、そして来るべき総選挙につながるよう、市民のみなさんと手をつなぎ引き続きがんばります。