愛知民報

【16.02.28】後期高齢者医療 保険料値上げ 年金者 反対行動

 75歳以上の高齢者が加入する愛知県後期高齢者医療広域連合は9日開かれた定例議会で、今年4月からの保険料を1人平均年額1891円(2・3%)引き上げることを賛成多数で可決しました。
 日本共産党の、さはしあこ(名古屋市議)、小林明(扶桑町議)両議員は反対しました。
 さはし議員は「『不測の事態』に備えて積み立てている財政安定化基金27億円を今こそ活用すべきだ」と求めました。
 同保険の保険料は2年ごとに改定されます。高齢者が増えれば保険料が上がり続ける制度です。
 保険料の滞納が広がっています。滞納したため有効期間が短くなる短期保険証の県内発行件数は昨年12月末現在、938件。2014年度に行われた差し押え件数は117人で前年度より29人増えています。
 全日本年金者組合愛知県本部は同日、議会が行われた名古屋市東区の会議場前で保険料引き上げに反対し宣伝しました。