今回の「大運動」は?戦争法案を阻止することと?たたかいの中で党勢の拡大を飛躍させるという2つの課題です。
戦争法案のゆくえは日本の命運を左右するものです。わが党は総力を尽くしたたたかいに取り組んでいます。
日本共産党は戦争法案に対するもっともきびしい対決者です。日本共産党に注目と強い期待が寄せられています。期待に応えることのできる自力をつくりあげることを情勢が強く求めています。
戦争法案反対のたたかいはかつてない広がりです。思想・信条・党派を超え、声が上がっています。6月の愛知県弁護士会の集会とデモには4000人の市民が集まりました。戦争法案反対の一点で共同した超党派の街頭演説も行われています。
保守の方を含めた共同の広がりは、一点共闘の場にとどまりません。今年のいっせい地方選挙では少なくない保守の人びとが「安倍首相の暴走政治をやめさせるには共産党を大きくするしかない」と支持を表明しました。
党創立93年となるこの7月に、戦前から反戦平和を命がけで貫いた日本共産党を強く大きくすることは、戦争法案に反対する人びとの期待に応えることにもつながります。
安倍内閣は戦争法案による解釈改憲を強行し、その先に明文改憲をめざしています。来年の参院選は憲法改定の野望を阻止するたたかいです。
愛知県の日本共産党は「比例代表850万票、得票率15%」に見合う県内目標43万票を獲得し、1998年以来の愛知選挙区での議席獲得、すやま初美さんの必勝をめざします。
選挙で日本共産党を大躍進させるには、党員拡大を根幹とした「自力づくり=党勢拡大」が不可欠です。候補者を擁立できず後退した自治体・行政区を生み出したいっせい地方選挙の教訓でもあります。
第26回党大会が決定した「党勢倍加」「世代的継承」に全力をあげる決意です。
条件は広がっています。いっせい地方選挙では、かつてなくテレデータで対話が広がりました。新しく支持を表明する人も生まれました。日本共産党の事務所や議員のところに入党を申し込んでくる人もいます。
当選した議員が支持者にお礼のあいさつをするなかで新しく「しんぶん赤旗」を購読する人も広がっています。支持してくださった人たちに、気軽に大胆に入党や「しんぶん赤旗」購読を呼びかけたいと思います。
若い世代からの日本共産党への注目、期待が広がっているのも特徴です。「戦争法案に反対」「ブラック企業・ブラックバイト根絶、給付制奨学金実現」などの政策への共感も広がっています。18歳選挙権実施を控え、高校生も政治への関心を高めています。
9月までの「大運動」期間中の党員拡大目標は1000人です。躍進の条件をくみつくし、目標をやりぬきたいと思います。