あいち女性九条の会は5日名古屋市内で、「学びのつどい」を開きました。
同会代表の野間美喜子弁護士は、戦争法案をめぐり緊迫する国会情勢のもとで「日本は戦争か平和かの岐路に立たされています。若者たちが反戦を訴えて立ち上がっていることは希望です。私たちもがんばりましょう」と訴えました。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏が講演しました。同氏は、アフガニスタン戦争にふれ、2010年の「戦場」と「後方支援」のそれぞれの戦死者数はほぼ同数と指摘。「安全な後方支援などありえない」と強調しました。
さらに孫崎氏は「集団的自衛権の本質は他国防衛。日本の安全とはまったく関係ない。米軍の巨大な常時戦争体制に日本を引きずり込むことが狙い。自衛隊を傭兵(雇い兵)として使うシステムだ」と述べ、国民各層から戦争法案に反対する大きな運動を起こすことを呼びかけました。
参加者から「日本の対米従属の根深さがわかった。戦争法案阻止へがんばりたい」と感想が寄せられました。