愛知民報

【15.06.07】殺し殺される 紛争地域の軍事活動

 
 憲法9条と集団的自衛権を考える講演会が5月23日名古屋市内で行われました。愛知県弁護士会と名古屋市の主催。会場いっぱいの500人が参加しました。
 青井未帆学習院大学教授と伊勢崎賢治東京外国語大学教授が講演しました。
 青井氏は、安倍政権が進める安全保障法制(戦争法案)について「政治が憲法を屈服させようとするもの。政策文書に過ぎない日米ガイドラインが最高文書になる。憲法が憲法ではなくなる」と警告しました。
 伊勢崎氏は、国連PKOの幹部として内戦地域の武装解除活動に参加した経験にふれ、「紛争地域に前方も後方もない。現場では戦闘員と民間人の区別もつかない。撃たれれば撃ち返すことになる」と自衛隊の海外派兵に暴走する日本政府の姿勢を厳しく批判しました。