愛知民報

【13.12.15】秘密法 廃止へ たたかい新段階 安倍内閣・自公の暴走に 愛知が怒った

 秘密保護法案に反対する愛知県民のたたかいを取材した本紙記者が語り合いました。

暴挙に県民立つ

 A こんどの臨時国会は、衆参両院で多数を握った安倍自公政権と県民との激突だった。
 B 石破自民党幹事長が正当なデモを「テロ」視した。今度の強行劇は麻生発言の「ナチスに学べ」を実践するファッショ的暴挙だ。
 C 自公の「数の安定」は「数の暴走」だった。愛知が怒りに震えた。自分も、報道人として報道の自由を守るため、連帯する思いでたたかいを取材した。

エネルギー

 
 A 愛知県弁護士会、学者、ジャーナリスト、演劇人、宗教者、ほんとうに広範な人々が反対に立ち上がった。集会やデモはどんどん広がった。
 B 「国民の知る権利を奪う秘密法反対」「戦争する国づくりを許すな」の声がまちに響いた。県全域に、草の根に、共同の運動が広がるうえで共産党の役割は大きかった。
 C 愛知に平和と民主主義を守る大きなエネルギーがあることを実感し感動した。

勇気と展望

 
 A 秘密法成立の翌日、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が金山駅で演説した。
 B 成立しても施行は先。関連法令の改正も必要。たたかいはこれからだ、安倍内閣を追いつめ、秘密法を廃止しようと呼びかけた。通行人の足が止まり、拍手が飛んだ。聴衆に勇気と展望を与えた。
 A きっぱりした訴えができるのは、安倍政権に対決しぬいた共産党だからだろうね。
 B みんなの党や維新の会は「修正」協議にのめり込み、民主党は、秘密法は民主党政権時代の構想だから右往左往した。
 C マスメディアは、維新やみんなを安倍政権の「補完・翼賛」と批判した。

あなどるなかれ

 A 成立後の世論調査で、安倍内閣の支持率は5割以下に急落した。秘密法反対が6割、「不安を感じる」が7割にのぼっている。
 B 7日昼、名古屋・栄で、共産党、新社会党、社民党の県組織が参加する「憲法と平和を守る愛知の会」が街頭宣伝した。演説した共産党幹部は「市民は冷めていない。熱い」と意気高かった。
 C 「安倍自公よ。民をあなどるなかれ」といいたい。志位和夫日本共産党委員長は「安倍政権の終わりが始まった」と喝破した。
 A 愛知民報の記者諸君。新年も大いに真実のペンを振るおう。

希代の悪法・秘密保護法案に賛成した衆参院議員

【自民党】
熊田 裕通(衆院愛知1区)池田 佳隆(衆院愛知3区)工藤 彰三(衆院愛知4区)神田 憲次(衆院愛知5区)丹羽 秀樹(衆院愛知6区)鈴木 淳司(衆院愛知7区)伊藤 忠彦(衆院愛知8区)長坂 康正(衆院愛知9区)江崎 鐵磨(衆院愛知10区)青山 周平(衆院愛知12区)大見  正(衆院愛知13区)今枝宗一郎(衆院愛知14区)根本 幸典(衆院愛知15区)勝俣 隆明(衆院比例東海)
八木 哲也(衆院比例東海)東郷 哲也(衆院比例東海)島田 佳和(衆院比例東海)吉川  赳(衆院比例東海)桜井  宏(衆院比例東海)川田  隆(衆院比例東海)藤川 政人(参院愛知選挙区)酒井 庸行(参院愛知選挙区)

【公明党】
大口 善徳(衆院比例東海)伊藤  渉(衆院比例東海)荒木 清寛(参院比例代表)魚住裕一郎(参院比例代表)新妻 秀規(参院比例代表)

【みんなの党】
杉本 和巳(衆院比例代表)小池 政就(衆院比例代表)