愛知民報

【13.09.08】参院議員公約チェック これはあぶない 増税、原発、TPP、改憲

 7月の参院選愛知選挙区で当選した参院議員の選挙公約を改めて見てみました。

自民・酒井氏

 「アベノミクスの前進」を掲げる自民党の酒井庸行議員の政策の目玉は、知多半島と渥美半島をむすぶ「セントラル大橋(仮称)」。兆円規模の巨大事業です。リニア中央新幹線関連都市再開発、中部空港二本目滑走路、設楽ダムなど大型公共事業が目白押し。浪費と利権の?ゼネコン政治?復活です。

 同議員は、原発再稼動、消費税増税、TPP参加、憲法9条改定・自衛隊国防軍化に賛成です。

民主・大塚氏

 民主党の大塚耕平議員は、野田民主党政権のもとで消費税増税・社会保障改悪法案に賛成しました。

 原発に対する態度は「電力不足の事態を迎える場合は、原発を活用するか否かを判断」(7月14日「朝日」)と再稼動に含みを持たせています。

 憲法については「未来志向の憲法」と改憲を容認する姿勢です。

みんな・薬師寺氏

 みんなの党の薬師寺道代議員は、弱肉強食の新自由主義「構造改革」路線です。

 日本の経済主権を奪うTPP参加や地方自治を破壊する道州制導入を推進。

 憲法については「変えるほうがよい」と9条改憲の立場です。

 「増税の前にやることがある」といいますが、消費税増税そのものについては「足りなかったら国民にお願いする」(「7月12日「中日」)と容認です。