愛知民報

【12.02.26】日本共産党が決起集会 東海比例2議席獲得へ

 消費税大増税と社会保障切り捨ての「一体改悪」に突き進む野田佳彦内閣の支持率が急落。共同通信による18、19両日の全国電話世論調査で内閣支持率は29・0%と先月中旬より6・8ポイント下落、不支持率は55・2%に達しています。日本共産党愛知県委員会と同党後援会は19日、解散・総選挙は6月が最大のヤマ場として勝利・躍進をめざす全県総決起集会を名古屋市で開き、会場いっぱいの800人以上が決意を固めあいました。

 
 集会では、佐々木憲昭、かわえ明美の両衆院東海ブロック比例予定候補、各小選挙区予定候補、2013年参院選予定候補の井上哲士参院議員(比例)、もとむら伸子愛知選挙区予定候補の登場に、参加者が大きな拍手を送りました。

 大幡基夫・中央委員会選対局長が講演。「今年は党創立90周年。総選挙で必ず躍進の結果をだし、民主連合政府実現への新たなスタートをきる年に」と訴えました。

 大幡氏は、▽命がけで侵略戦争に反対し、国民主権と反戦平和の旗をかかげつづけた▽ソ連・中国からの干渉とのたたかいで自主独立路線を確立した▽社会主義、共産主義の自由の王国へとすすむ新しい綱領を確立した――この日本共産党の歴史と宝に誇りと気概を持ってたたかおうと呼びかけました。

 現在の政治情勢について「二大政党づくりが破綻に直面し、二大政党の基盤の大崩壊が始まっているもとで、共産党の奮闘いかんで、『民自公対日本共産党』こそが、日本の政治の真の対決軸だという国民的認識が大きく広がりうる新しい情勢が生まれている」と解明しました。

 岩中正巳県委員長が行動提起を行いました。消費税増税阻止、原発ゼロ、TPP(環太平洋連携協定)参加反対など各地で「一点共闘」を大きく広げること、宣伝、対話・支持拡大、後援会活動を強化し、志位和夫委員長を迎える4月22日の大演説会(愛知県体育館)を最大規模で取り組むことを訴え、「比例東海ブロック2議席獲得に必要な得票目標を全支部・後援会が決め、2月から打って出て、勝利の最大のカギである党勢拡大大運動の一大飛躍を勝ち取ろう」と呼びかけました。

悪政そのものを変える

 佐々木憲昭氏は「野田首相は消費税増税と社会保障切り捨てをやろうとしています。これを打ち破る国会論戦の先頭に立ちます。総選挙は歴史的選挙。圧倒的な国民の怒りの声を力に、悪政そのものを変えていきます」と決意を表明しました。

 かわえ明美氏は「日本共産党は創立以来90年間、命をかけて侵略戦争に反対し、いつでも国民の暮らしを守り続けてきました。党のすばらしい姿を語り抜いて必ず国会に行き、みなさんに笑顔が戻る政治と社会をつくります」と力を込めました。

 井上哲士氏は「衆院選と一体で、新しい政治の波を愛知からつくりましょう。アメリカ言いなりに、米軍のグアム移転費用を計上し、国民に消費税増税を押しつける悪政は許さない。悪政打開の具体的対案をもつ共産党の出番です」と語りました。