愛知民報

【12.02.05】TPP反対 共産党が集会 豊橋市 JAから連帯メッセージ

 
 民主党・野田政権がTPP(環太平洋連携協定)交渉への参加を表明しているもと、豊橋市で1月28日、「国を丸ごとアメリカに売り渡すな。亡国政治は許さない」と、TPP参加反対の決起集会とパレードが行われました。日本共産党東三地区委員会の主催で160人が参加しました。

 井上哲士参院議員が国会報告し、食料自給率を下げ国内経済を衰退させるTPPの害悪を告発しました。かわえ明美衆院東海ブロック予定候補者は「TPP反対で共同を広げる先頭に立つ」決意を表明しました。

 各界から、農業分野以外にもTPP参加反対が広がっていることが報告されました。
 日恵野佳代同党蒲郡市議は「製粉会社の会長と懇談し、TPP反対で一致した。金原前蒲郡市長も反対を表明」と報告。医療関係者は「公的保険が一部しか利用できない混合診療が解禁される。民間保険会社が参入し医療に差別を持ち込むTPPに反対」と述べました。

 同地区委員会は、JA、漁協、森林組合、医師会、歯科医師会、農業委員など広範な団体・個人に集会を案内し、意見を交換してきました。

 集会にはJAひまわり(豊川市)、JA蒲郡市から、「地域のみなさまとともにTPPに断固反対します」「ご参集されたみなさま方とともに、TPP反対の取り組みに全力を挙げたい」の連帯メッセージが寄せられました。共産党が開く政治集会にJAからメッセージが届いたのは東三河地域では初めて。

 稲生俊郎同党東三地区委員長は「対話してきたすべてのみなさんと連帯しTPP参加を許さないたたかいを大きく広げよう」と訴えました。

 地元紙が1面トップで集会とパレードを大きく報道し、注目の大きさを示しました。

かわえ明美衆院比例東海ブロック予定候補者が訴え 「先頭に立つ」

 
 かわえ氏のあいさつを紹介します。

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 東海4県の農林漁業関係団体に「立場の違いを超えてTPP反対の一点で共同しよう」と申し入れ、どこでも率直な話し合いができています。

 農業関係者との懇談では、JAなどが昨年11月に開いた6000人のTPP反対集会に呼応し、共産党が全国で一斉宣伝を行ったことを紹介すると、「本当にありがとうございます。続けてほしい」と期待されました。

 漁協の役員は「TPP反対」のゼッケン姿で「TPP参加はアメリカ言いなりの国を作ることだ。絶対に参加してはならない」と話されました。森林組合では「外材輸入自由化で痛い目にあった。同じ轍を踏ませてはならない」とTPP反対を表明しました。

 多くのみなさんが心一つに立ち上がっています。日本農業、国のあり方を大本から壊すTPPは絶対に許さないたたかいの先頭に立って頑張ります。