愛知民報

【11.11.20】医師、看護師、介護職員が大宣伝 「大幅増員を」

「職員が疲れ果て患者は不安です」

 
 「安全・安心の医療・介護の実現を」と、医師と看護師、介護職員の大幅増員、夜勤改善を求める宣伝署名行動が12日、名古屋市中区の繁華街で行われました。

 愛知県医療介護福祉労働組合連合会(愛知県医労連)、愛知県民主医療機関連合会(愛知民医連)、日本自治体労働組合総連合(自治労連)愛知県本部の70人が行動しました。

 買い物客らに署名を訴え、宣伝ビラ、風邪予防マスクなどを手渡しました。「介護職員は足りていると思いますか」などの設問を書いたボードにシールを張り付けてもらうアンケートも行いました。

 豊橋市民病院の看護師は「スタッフが病棟に集中し、外来は全然人が足りません。残業が増えており、通常勤務なら夜7時退勤なのに、夜中0時になることもあります。夜間待機の日もあり、気が抜けません。子どもがいる人は正規では働けない」と訴えました。

 名古屋市立東部医療センター(旧東市民病院)の看護師は「縮小された守山市民病院で『手に負えない』と言われて東部医療センターにくる患者さんがいます。手術が必要な患者さんが回されてくることも日常です。患者さんの負担が大きくなっています」と、河村たかし市長がすすめる市民病院縮小を批判しました。

 日本看護協会の小川忍専務理事も参加し、「働き続けるには厳しすぎます。医師、看護師、介護職員が疲れ果てている病院や施設では患者も不安です。国にも働きかけ、安全・安心の医療を実現しましょう」と呼びかけました。

 1時間半の行動で667人の署名が集まりました。