愛知民報

【11.09.04】県内市町村18議会 議場に「日の丸」掲揚 

 侵略戦争美化の教科書採択や教育現場への日の丸・君が代の強制、河村たかし名古屋市長らによる旧日本軍の「南京大虐殺」「慰安婦」の否定、政治家の靖国神社参拝など、歴史の事実を否定する動きが全国で強まっています。

 愛知県の市町村議会では、本会議場への日の丸掲揚の動きが出ています。

 日本共産党の門原武志東郷町議が、8月に各議会に問い合わせたところ、県内54市町村議会のうち18議会の本会議場で日の丸が掲揚されていることがわかりました。

 豊山町では6月議会の最終日に突然、保守系議員が「議場に国旗及び町旗を掲揚する」条例案を目的や必要性の説明がないまま提案しました。

 日本共産党の野崎孝子議員は「1999年の国旗・国歌法制定で『強制しない』とわざわざ付記されました。公の議場に一つの価値観、一つの思想を持ち込むのは望ましくありません」と意見を述べました。条例案は継続審査となりました。

「日の丸」掲揚市町村議会

 名古屋市、豊橋市、岡崎市、豊川市、碧南市、豊田市、安城市、蒲郡市、江南市、新城市、東海市、田原市、清須市、阿久比町、美浜町、幸田町、設楽町、豊根村(2011年8月現在、門原議員調べ)