愛知民報

【11.01.02】新春座談会 県政に県民の声を 先頭に立つ日本共産党県議予定候補者

 愛知県議会議員選挙(4月1日告示、4月10日投票)の年を迎えました。愛知県議会は、2003年の県議選で日本共産党が議席を失って以降、「野党不在のオール与党議会」になっています。行政をチェックする機能は失われ、知事の「追認機関」になっています。今回の県議選の焦点は、日本共産党が議席回復を果たし、「オール与党」体制を崩すかどうかです。愛知民報社主催の座談会で、日本共産党の県議選予定候補に抱負と政策を語ってもらいました。
(左から)柳沢けさみ、かとう典子、だて勲、いたくら正文の各氏

(左から並び順)

【柳沢けさみ】(春日井市)1950年生まれ。60歳。日本共産党尾張中部地区副委員長。

【かとう典子】(名古屋市緑区)1948年生まれ。62歳。名古屋市会議員(2期)。

【だて勲】(豊橋市)1946年生まれ。64歳。豊橋市議会議員(5期)。

【いたくら正文】(一宮市)1958年生まれ。52歳。一宮市議会議員(4期)。

県会めざして

 ――県議選立候補の決意や抱負は。

 いたくら 愛知県は一宮にある県立循環器呼吸器センターを廃院にしてしまいました。県議会の「オール与党」は賛成しました。

 県議会に共産党議席がないと県民の命のとりでが守れないということが明らかになりました。どうしても共産党の議席が必要と立候補を決意しました。

 柳沢 1300件以上の生活相談を受け、“生活の叫び”を聞く中で、県民を追い詰める政治を変えなければならないと強く感じています。皆さんの声を届ける人がいない県議会を変えるため、今度こそ議席を獲得したいと思っています。

 かとう 県政では県民税が大企業のためや大型公共事業にたくさん使われています。私は長らく保育園に勤め、名古屋市議会で教育子ども委員会委員をつとめてきましたので、子どもの福祉・教育の充実に取り組む決意です。

 だて 豊橋市では故・和出徳一さんが6期24年間、県会議員を務めました。共産党の県議がいないと福祉や教育など暮らしの声が県に伝わりません。共産党の県会議員がいないと行政の緊張感もなくなります。

 自民・民主・公明の県議は大型公共事業の誘致中心です。

 暮らしや中小業者の要求を取り上げる日本共産党県議が東三河にどうしても必要だと立候補を決めました。

県政の問題点

 ――県政の問題点をお聞かせください。

 柳沢 国民健康保険税引き下げを求める署名用紙を全戸に配りました。500通以上返ってきました。訪問すると「よく来てくれた」「がんばって」と、どこでも歓迎されています。

 県が市町村の国保に出している補助金は今年度1億7000万円。1997年の28億円に戻せば、国保税(料)の引き下げができます。

 いたくら 愛知県の財政力は全国2位。ところが、県民1人当たりの民生費は県・市町村合わせて全国43位。県政が県民を大切にしていないと、つくづく思いますね。

 これだけ財政力が豊かな県が、ちゃんとお金を使っていたら、県民の暮らしはもっと良くなります。

 かとう 正規教員を採用する権限は県にあります。教員を増やし子どもに目が届くようにしなければなりません。教職員の増員を第一に考えたいと思います。県立養護学校を増設し、大規模化を解決したいと思います。

 医療費の負担軽減では、県制度で中学校卒業まで通院も医療費無料化を実現したいと思っています。

 だて 東三河は愛知県の中でも、大型開発のターゲットにされている地域です。しかし、大型開発頼みでは地元の中小企業は元気になりません。地元の中小業者に仕事が回る県政になっているかどうかが問題です。

 愛知県には中小業者をどう育成するかという視点がほとんどなく、大企業誘致の優遇税制だとか、外から呼び寄せることばかりしているのではないでしょうか。

 愛知県に1万人近い特別養護老人ホーム入所待機者がいます。ホームを増設すれば地元業者の仕事が増え、介護もすすみます。

県民の負担減

 ――減税は。

 だて 県知事選で話題になっている減税をどのように考えるか。県民要求の多くは「国保税や介護保険料を下げてほしい」というものです。社会保険料の負担軽減は大切です。

 いたくら 単純な住民税減税では非課税世帯にメリットはありません。「関係ない」で終わってしまいます。一律10%減税では大企業・金持ち優遇になります。生活支援の減税をする必要があります。

すぐにやりたい

 ――議会に出たらすぐやりたいことは。

 いたくら 地域医療を守ることが公約です。医師確保は絶対にしたい。県から市町村国保に出る補助金は1人当たりわずか89円。県補助を増やし、国保料(税)を下げます。

 ガン検診への県の補助を実現したい。県民の命と健康をまもる政策に力を入れます。

 柳沢 介護現場で職員が定着しない問題を打開し、雇用と介護現場の改善に取り組みます。全国最低水準の老人介護施設の増設も県民の切実な要求です。

 もう1つ大きな問題は環境と平和の問題です。産業廃棄物処理場の許認可権限は県にあります。航空自衛隊小牧基地の問題にも取り組みます。「非核愛知県宣言」を上げられるよう議会をリードしたいと思います。

 かとう 保育所の待機児童の問題を解決しないといけません。子どもたちが育つ環境づくりを県議会で訴えたいと思っています。

 住民の運動が県議会に反映されるように請願を紹介することも議員の仕事です。

 だて 中小零細業者の人たちは「とにかく仕事がほしい」という状況です。住宅リフォーム助成や生活応援型の公共事業を実現したい。

 東三河にはお産ができない病院など、医師不足で大変な事態が起こっています。地域の医療計画は県の責任です。すぐに取り組む課題です。

共産党を語る

 ―日本共産党の良さは。

 いたくら 日本共産党は企業・団体献金、政党助成金を一切受け取らない政党です。だからこそ、大企業にしっかりモノが言え、ムダづかいにメスを入れることができます。

 だて 日本共産党は、いつも「住民こそ主人公」の立場をつらぬく党です。住民の利益のためにはだれにも屈しない党です。

 かとう トヨタテストコース造成など、大企業に県民の血税を使う「オール与党」県政では県民の暮らしと営業は守れません。日本共産党は県政を切り替えるためにがんばることができる党です。

 柳沢 私が日本共産党に入党したきっかけは、戦争に一貫して反対してきた平和の党だからです。人間の尊厳を守るために行動する党です。

 ―ありがとうございました。