愛知民報

【10.12.12】TPP反対を 愛知農民連 県議会に請願

地域経済に打撃

 
 農民運動愛知県連合会は12月1日、愛知県議会議長に、関税撤廃のTPP(環太平洋連携協定)への参加に反対する意見書を国に提出するよう求める請願書を手渡しました。県議会各党の対応が注目されます。

JA愛知902億円減

 県は11月30日、日本がTPPに参加した場合、県内の農業・畜産業の生産額は2008年に比べ820億円減少するとの試算を公表(本紙12月5日付)。

 JA愛知中央会は、TPP参加で県内農業・畜産業の年間生産額が902億円減少するとの試算を発表しています。

蒲郡市長 反対を表明

 県内の議会では、日本共産党議員がTPP参加反対を訴えています。蒲郡市議会では11月30日、同党の日恵野佳代議員が、農業、漁業、製粉業など地域経済への打撃の懸念を取り上げ、金原久雄市長の見解をただしました。同市長は「私はTPPに反対」と答えました。