愛知民報

【10.04.04】東海市議選で議席増 7月参院選に勢い

 日本共産党が好調です。3月28日投票の地方議員選挙で全国8市6町村に23氏が立ち全員が当選しました。民主党政権への失望感が広がるなか、日本共産党は「わが党の真価を伝えれば、大きな変化を起こしうる歴史的局面」にあると見て、参院選勝利をめざす活動を強化しています。

東海市で複数議席を回復

東海市議選で複数議席獲得を喜ぶ辻井タカ子、安井ひろ子の両氏と支持者
 愛知の日本共産党は2月の豊川市議増員選挙(小坂井選挙区)のトップ当選に続き、3月28日投開票された東海市議選(定数24)で、辻井タカ子(現)、安井ひろ子(新)の両氏が当選しました。

 両氏の獲得した合計3521票(得票率7・91%)は、前回市議選を415票、09年衆院選比例票を421票上回りました。

 両候補が訴えた巡回バスの充実、中学校卒業までの医療費無料化、新日鉄など鉄鋼企業から出る降下ばいじん対策などの政策は「大企業にはっきりモノを言い、市民の願いを聞いてくれるのは日本共産党だけ」と共感と期待が広がりました。

民主に失望

 鳩山政権は後期高齢者医療制度廃止を先送りしただけでなく、4月からの保険料値上げを止めるための国の予算もつけませんでした。愛知県で同保険を運営する県広域連合の議会では、自民・公明とともに民主党の議員も保険料値上げに賛成しました。

 愛知県女性後援会は3月27日、名古屋市内で宣伝をおこないました。後期高齢者医療制度の廃止を訴えた、もとむら伸子参院愛知選挙区候補の演説を聞いていた男性は「長妻厚生労働大臣にだまされた。野党の時はいいこと言っているなと思ったが、与党になって様々な問題を起こしてダメだ」と怒りを込めていいました。

 同党名古屋南部地区委員会に男性からこんな手紙が届きました。

 「今まで夫婦で国保料が月1万2千円でした。今年、私が75歳になり、後期医療制度保険料月1万4千円。妻の国保料を合わせて2万6千円。倍以上の負担です。民主党は選挙の時は即時廃止を叫んでいたのに、政権に就いたら廃止の『ハ』の字もいわない。口先だけの公約詐欺。こうなったら参院選で共産党にがんばってもらうしかない」

 同党愛知県委員会が3月29日、金山総合駅前での宣伝では、女性から「民主党も自民党と同じで『政治とカネ』問題ばかり。失望した。『しんぶん赤旗』を読みます」と購読の申し込みがありました。