愛知民報

【10.01.24】若者たちが平和学校 「うずらえっぐ東海」 弱者尊重の世界に

 
 「平和な世界へ心ひとつ」にと岡崎市で16、17の両日、「うずらえっぐ東海」が開かれました。うずらえっぐは平和委員会と青年実行委員会が開く青年を対象にした平和学校(ピースエッグ)の東海版です。16歳から30歳代までの青年50人が参加しました。

 今回のテーマは「学ぶ、感じる、語り合う~仲間と育てる平和の想い」。16日午後は「平和ってなんなのさ?」と題するシンポジウムが開かれました。

 父親が731部隊(外国人捕虜の生体実験を実施した旧日本陸軍細菌戦部隊)に所属していた高校教師の神谷則明さん、非正規切り問題に取り組む作家の浅尾大輔さん、三菱電機の派遣切りを許さない裁判原告団の宮武真雄さん、平和新聞編集長の布施祐仁さんがパネリストをつとめました。

 シンポジウム後の交流では「戦争だけでなく、現代の社会でも辛い思いをするのは結局、弱者。弱者の権利を尊重できる世の中にする必要があると思います」(女子学生)、「平和についてこれほど深く考えたことがなかったので、すごく考える時間になった」(社会人・女性)など、活発に話し合われました。