愛知民報

【09.06.28】男女雇用機会均等 育児・介護休業 妊娠の不利益扱いダメ 

 愛知労働局は5月29日、同局の雇用均等室に寄せられた昨年度の相談件数を発表しました。

 男女雇用機会均等法に関する相談件数は1911件。そのうち1077件(56・4%)が労働者からの相談です。女性労働者からは976件(90・6%)。

 相談内容はセクシュアルハラスメントが1074件(56・2%)と最も多く、次いで母性健康管理309件(16・2%)、妊娠・出産を理由とする解雇など196件(10・3%)で、相談全体の8割を占めています。

 同局では均等法違反で124事業所を指導し、315件が是正されたとしています。

 パート女性が会社に妊娠を報告したところ翌月から勤務日数を減されたことについて、妊娠を理由とした不利益扱いは法令違反と局が会社を指導。元の勤務に戻った事例があります。

 育児・介護休業法に関する相談は1790件。そのうち育児は1398件(78・1%)、介護が384件(21・5%)でした。

 同室では「一人で悩まずに相談して下さい」と話しています。愛知労働局雇用均等室052・219・5509。