愛知民報

【08.09.07】後期高齢者医療制度 廃止へ大運動 行政不服審査請求 宣伝署名

 秋の臨時国会で、後期高齢者医療制度廃止法案の可決・成立を求める運動が県内各地で盛り上がってきています。
 

不服審査請求

 愛知県社会保障推進協議会と愛知年金者組合は、後期高齢者医療の保険料決定が納得できないと、県の審査会に不服審査請求を提出する運動を広げています。これまでに約200人が提出しました。

 愛知年金者組合の茶谷寛信委員長は「審査会に公開での口頭意見陳述の開催を要求します。審査会で怒りの声をぶつけたい」と話します。

宣伝署名

 街頭署名活動も各地で展開されています。清須市では高齢者がスーパー前に立ち、制度廃止を求める署名をよびかけました。「あんなものは絶対にいかん」「もう政権を変えなければダメだ」と、1時間で50人を超す署名が集まりました。

広がる共同

 名古屋市では「国保と高齢者医療をよくする市民の会」が8月29日に結成され、国保料の引き下げや後期高齢者医療制度の廃止を求める運動を強めること決めました。

 県社会保障推進協議会は8月31日に開いた総会で、廃止法案の成立へ運動を集中させることを確認しました。