愛知民報

【08.02.17】東郷町 生活保護費の支給封筒に「人の世話にならぬよう」 “訓戒” 日本共産党議員の抗議で「やめる」

 東郷町で、生活保護費の支給封筒に「人の世話にならぬよう」などと“訓戒”が印刷してあることに、生活保護の受給抑制や生存権の否定につながるとの批判がおきています。

 生活保護制度は、健康で文化的な最低限度の生活を国民に保障する憲法25条の基本制度です。自公政権の弱者切り捨ての「構造改革」路線によって貧困化が広がるなかで、生活保護の活用が国民の権利として注目されています。

 東郷町の生活保護費の支給封筒の表には「今日一日の感謝をさゝぐ 心を清く身は健やかに 働く者に福の神 家族そろって一工夫 人の世話にならぬよう」と印刷されています。

 自立自助、家族による相互扶助を強調することで、国民の生存権意識を弱め、社会保障改悪を免罪するものです。

 日本共産党の門原武志町議が町当局に是正を求め、町側は「3月分からやめる」と答えました。