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食料支援 学生ら吐露 苦しくても言えない

食料品を選び、持ち帰る若者=27日、名古屋市千種区

 愛知県の日本民主青年同盟名古屋東部地区委員会は27日夕、名古屋市千種区の本山駅前で食料支援「ほこほこプロジェクト」に取り組みました。21人が訪れ、お米やインスタント食品、日用品など袋に詰め持ち帰りました。スタッフが訪れた若者と対話し、生活実態調査をおこない、政治への思いも聞きました。

 大学2年生は「物価が上がりすぎて、まともに買い物ができない。食料支援の取り組みを初めて見ました。学生のためにこんなことをしてくれる人たちがいるのかと驚きました。みんな苦しいから、自分が苦しくても言えない。助けてくれる人たちがいるのはありがたい」と話しました。

 大学院生は、暮らし向きについて「どちらかと言えば苦しい。週5でバイトしている。光熱費も高くなるので、電気やガスの利用も控えている」と回答。「政治が変わってほしい気持ちで野党に投票している。与党は投票したくない」と話します。

 今年専門学校を卒業し、ケーキ屋で働くパティシエは、「店長から、コロナ以前の客足が戻らず経営が大変だと聞いている。生活は大変。『8時間働けば普通に暮らせる社会』にしてほしいですね」と語りました。

(8月30日 しんぶん赤旗)