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メーデー力強くアピール 愛知県内7ヵ所2800人が参加

ボードを掲げて意思統一するメーデー参加者=1日、名古屋市中区

 愛知県中央メーデーが名古屋市中区で、地域メーデーが県内6カ所で行われ、全体で2800人が参加しました。

 県中央メーデーには労働者1800人が参加。快晴の空のもと「物価高騰を乗り越える賃上げを勝ち取ろう」、「8時間働けば人間らしく暮らせる賃金を」のスローガンを掲げました。

 西尾美沙子実行委員長(愛労連議長)は、岸田政権による入管法改悪やマイナンバー法、原発60年延長、大軍拡などの強行を批判し、「黙っていては平和も暮らしも権利も守れない。今こそ世界の労働者と連帯を広げ、貧困と格差のない社会、人権が保障される社会、誰もが安心して暮らせる社会をめざして、団結を強めてがんばっていこう」と呼びかけました。

 医療や保育、非正規労働者が人手不足、低賃金の実態を報告。「全国2075万人の非正規労働者と連帯し、最賃1500円以上で人並みの生活ができるようにしよう」、「仕事を辞めたい看護師が8割もいる。安心の医療の提供へ、増員と処遇改善は待ったなしだ」、「『子どもたちにもう一人保育士を』と愛知発の運動が政治を少し動かした。より大きな運動で、配置基準を改善させよう」と話しました。

 日本ウクライナ文化協会の川口リュドミラさん、だまっちゃおれん原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜の岡本早苗団長があいさつしました。

 日本共産党の岩中正巳県委員長、井上哲士参院議員、本村伸子衆院議員が参加。下奥奈歩県議からメッセージが寄せられました。社民党、れいわ、新社会党、緑の党の代表も参加しました。

(5月2日 しんぶん赤旗)