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石炭火発への融資やめよ 名古屋で若者ら気候危機打開へ訴え

気候危機打開をめざし訴える若者ら=3日、名古屋市中区

 名古屋市中区で3日夜、「FFF Nagoya」(未来のための金曜日なごや)の呼びかけで、3大メガバンクに対して脱化石燃料事業への融資を求めるアクションがおこなわれました。

 気候危機打開を求める「世界いっせい気候アクション」に呼応したもので、若者ら40人が参加。「気候変動を止めよう!」、「STOP・EACOP(東アフリカ原油パイプライン)と書いた横断幕やボードを掲げました。日本共産党の石原あいこ市議予定候補(中区)が参加しました。

 地下鉄「伏見」駅前でスタンディング宣伝した後、日本の3大メガバンクの三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の名古屋支店まで、沿道のゴミ拾いをしながらアピールウオークをおこないました。

銀行前で、高校2年生の足立心愛さんは「日本の金融機関は発展途上国の石炭火力発電所や原油パイプライン建設に世界で一番融資している。環境破壊は許されない」と訴えました。

ネットで知り参加した学生(20)は「海洋汚染などに関心がある。化石燃料は地球温暖化、生態系の影響が大きいのでやめるべきだ」。三重県亀山市から3歳児と来た母親は「子どもの未来のため、日本でもCO2削減のため石炭火力発電所はやめてほしい」と話しました。

(3月6日 しんぶん赤旗)