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核禁条約参加早く 態度を変えさせよう

日本の核禁条約参加を求め署名する初詣客=1日、名古屋市熱田区

 日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める愛知県民の会は1日、名古屋市の熱田神宮前で今年初めて署名宣伝に取り組みました。

 安保破棄県実行委員会の福田秀俊事務局長、県平和委員会の矢野創事局長らが次々とマイクを持ち、「核兵器を違法化した核兵器禁止条約が発効して今月22日で2年。署名国は91カ国、批准国は68カ国になった。一方で唯一の被爆国である日本政府は、被爆者と国民の願いを裏切って核兵器廃絶に背を向けている。日本政府や核保有国の態度を変えるために署名に協力を」と訴えました。

 1時間の宣伝で初詣客ら39人が署名しました。家族で参拝に訪れた大西直義さん(62)は「岸田首相は核政策でも軍事費増でもアメリカの言いなり。条約に参加する政府に代えなくてはいけない」と語りました。「運動に役立ててください」と募金を寄せた女性(60)は「夏に広島でG7サミットが開かれる。広島県出身の岸田首相はアメリカ、イギリスなど核保有国へ核廃絶を訴えてほしい」と話しました。

(1月6日 しんぶん赤旗)