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各地で学生食糧支援の輪 物価高で生活苦実感

食料を選ぶ学生=25日、愛知県東海市

■ @愛知

 日本民主青年同盟愛知県委員会は25日、東海市で困窮学生に食料支援する「ほこほこ愛知プロジェクト」に取り組みました。同市では4回目。

 会場は日本福祉大学東海キャンパス近くの名鉄「太田川駅」前。

 開始直後から、下校する学生が「わあ、米や野菜がある」「タダでもらっていいの」と声をあげて訪れ、30人以上が利用しました。

 経済学部2年生は「学費以外は親の援助がなく、奨学金とアルバイトの生活。外食はせず自炊生活。食料支援は助かる」。共同生活をしている東南アジアからの留学生2人は「日本は物価が高い。家賃を節約するため二人で生活を始めた」「日本は寒いので冬の暖房など光熱費が大変。食料ありがとう」と話しました。

 学生アンケートに応じた看護学部3年生は「病院実習や国家試験の準備で長期間のアルバイトが出来ない。国は給付型奨学金の拡充や学費無償化をやってほしい」。国際福祉開発部3年生は「国の物価対策は何をやるのかわからない。消費税引き下げなど目に見えるものにしてほしい」と語りました。

 2年生スタッフは、「前回より一人が持って帰る量が増えました。物価高騰で学生生活が厳しくなっているのを実感しました」と語りました

(10月28日 しんぶん赤旗)