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思い切って広く入党を働きかけよう 愛知・豊橋 志位委員長が東三地区と懇談

愛知県委員会や東三地区委員会の人たちと懇談する志位和夫委員長=19日、愛知県豊橋市

 志位和夫委員長は19日、愛知県豊橋市の街頭演説を前に、東三地区委員会で、しもおく奈歩県議予定候補(前県議)、斎藤啓地区委員長(豊橋市議)らと懇談しました。岩中正巳県委員長をはじめ、県、地区の常任・選対メンバーも参加し、全国唯一の県議空白克服をめざす活動について苦労や悩みなども率直に出し合われ、時には笑いありの楽しい懇談になりました。

 志位氏は「なんとしても、しもおく予定候補を絶対に押し上げ、続く後半戦でも勝利したい」と強調したうえで、「書記局長・委員長として32年間、全国各地を遊説してきましたが、演説して帰るだけのことが多かったのです。ぜひ現場で頑張っている人たちの苦労や悩み、要望などを聞かせていただきたい」と呼びかけました。

 しもおく予定候補は「前回落選し、コロナ禍で県民の声を議会に届けられず悔しい思いをしてきました。来年は必ず議席を勝ち取りたい。駅前宣伝でも、若い人と政治を変えたいという願いがかみ合っていることを実感しています」「党歴10年で、悩みは学習の時間が取れないことです。県委員会の月1回の若手専従者学習会は助けになっています。党の魅力や歴史を学習し次の世代につなげる力にしていきたい」と語りました。

 斎藤地区委員長は、党議員との兼務でのやりがいと困難を語り、「党大会第二決議に基づき、いろいろなつながりを生かして党の仲間を迎えていますが、やはり時間的にも物理的にも地区委員長と議員活動のバランスが大変です」と話しました。

 中西光江、鈴木みさ子両市議も、党創立100周年記念講演を感動をもって受けとめたと語り、そのうえで「若い人が入党してくれているが、ほどなくすると離れてしまう人がいる。どうすれば引き留めることができるのか」「党活動で『議員が先頭に立つ』という言葉にプレッシャーを感じることがある」と率直に語りました。

 参加した選対メンバーも、「新入党員を2年ほど迎えていない支部がある。高齢党員がほとんどで、さまざま挑戦してみるが、なかなか続かない」「月1回の後援会ニュースを17年間発行し続け、会員は4500人いる。この力を勝利にどう生かすか、カギを見つけられないでいる」と語りました。

■ 次の党躍進へのスタートに

志位委員長の発言から

 志位氏は、参加者一人一人の発言をメモに取りながら丁寧に聞き、「すべての意見を中央に持ち帰り、共有し、解決に向けて努力していきたい」と表明。そのうえで、「地方議員の存在と活動は『党の宝』『住民の宝』です。全党のみんなの力で地方議員をしっかり支えていくという姿勢でその活動を発展させていきたい」と語りました。

 さらに「入党した人が活動のなかで離れてしまうことはつらいことです。初心を生かせる党になっていないという問題もあります。そのなかで大事なのは、なんといっても学習です。そして楽しく元気の出る支部会議にしていきたい。記念講演のパンフを届け、活用して、党の魅力を語り合ってほしい」と語りました。

 「新しい党員を迎えれば空気が変わります。いろいろな困難はありますが、それを打開していく最大のカギは新しい党員を迎えることではないでしょうか」と強調。そのうえで次のようにのべました。

 志位 先日、千葉県で懇談を行い、党員拡大の対象者をどう見るかが議論になりました。ある地区委員長さんが、「折り入って」作戦で働きかける人に、入党の働きかけをどんどんやっていくことが大切ではないかと発言されていました。東三地区には4500人の後援会員がいると聞きました。そのみんなが対象者だと思って、思い切って働きかけていくことが大切ではないでしょうか。

 いま入党運動で重視しているのは、党大会第二決議でも言っているように、「何人入党したか」だけでなく、「何人働きかけたか」にあります。働きかけて無駄になることはありません。「一緒にやりましょう」と言われて、気を悪くする人はいないと思う。二度三度働きかけ、「入党はまだ」という人にも、読者になってもらう、支持を広げてもらうという運動が大切ではないでしょうか。

 志位氏は、100周年記念講演の内容や準備にかけてきた思いを説明。最後に「次の党躍進へのスタートとして、来年の統一地方選では『勝つべくして勝てる』ように、力をあわせて強く大きな党づくりに挑戦しましょう」と激励しました。

(10月22日 しんぶん赤旗)