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命守る名古屋市政に 市議補選 高橋候補が第一声

選挙勝利へ決意を固める(左から)高橋候補、井上参院議員

 名古屋市の南区市議補選(定数1、立候補3)が16日告示(25日投票)され、日本共産党は高橋ゆうすけ候補(44)=元=が議席回復をめざし第一声をあげました。現有4議席から5議席への議席増をめざします。

 補選は自民党市議の死去に伴うもの。他に自民党と地域政党「減税日本」の新人が立候補しています。

 高橋候補の出発式には、日本共産党の井上哲士参院議員、田巻紘子弁護士、医療法人名南会の小岩朋宏専務理事らが応援に駆けつけました。

 高橋候補は、安倍元首相「国葬」強行、統一協会と癒着まみれの自民党を批判。「コロナ、物価高騰に対し、国、市ともに無為無策」と述べ、「国の悪政から市民の命とくらしを守る市政をつくる」と強調しました。

公約として▽給食無料化・教員不足解消▽消費税5%減税、最低賃金1500円引き上げ▽敬老パス回数制限撤回▽検査キット無料配布、臨時の入院療養施設開設▽介護・国保・高齢者医療の保険料引き下げ―などを訴え、「再び議会で働かせてください」と決意を述べました。

 井上氏は「岸田内閣の閣僚、自民党議員は統一協会とズブズブな関係。国民の多数が反対している『国葬』を強行。こんな政治は許せない」と述べ、「高橋候補の勝利で、岸田政権と自民党に厳しい審判を下そう」と呼びかけました。

 田巻氏は「母親として子どもの給食や先生不足は心配。日本共産党市議団は18歳までの医療費無料化など数々の実績をあげてきた。共産党議員が増えれば子ども施策が前進する」。小岩氏は「コロナ禍で発熱外来は混雑し、コロナ病床は満床。医療現場は崩壊に近い状態だが国、市は何の対策もとらない。名南会に勤務した高橋候補は現場の声を届ける最善の人。みんなの力で市議会に押し上げよう」と訴えました。

(9月17日 しんぶん赤旗)