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最賃今年1000円以上に 愛労連宣伝に「頑張って」

ビラを配り、最賃引上げを訴える組合員=22日、名古屋市中区

 愛労連(愛知県労働組合総連合)は22日朝、名古屋市中区の地下鉄「市役所」駅前で愛知県の最低賃金を、今年1000円以上にするよう求める宣伝をしました。組合員ら15人が参加し、「物価高騰なんだから大幅引き上げ」の横断幕を掲げ、出勤する人たちに「最低賃金986円では生活は立て直せません」と書いたビラつきティシュを配りアピールしました。

 愛知地方最低賃金審議会は4日、愛知労働局に今年10月から実施する最低賃金を時給986円(31円引き上げ)にする答申をおこないました。

 竹内創・愛労連事務局長、田村一志・建交労県本部委員長らが「愛知は中央最低賃金審議会の目安どおりに決定した。長引くコロナ禍と猛烈な物価高騰のもとで鳥取など20道県は中央の目安を上回る答申を出した。愛知はせめて1000円以上に」と訴えました。

 「がんばって」と声をかけた女性(67)は「警備会社の契約社員で交通誘導の仕事をしている。時給は最賃を少し超えるくらい。炎天下の工事現場での仕事は大変。仕事に見合った賃金にしてほしい」。ビラを熱心に読んでいた高校生(17)は「スーパーでレジ打ちのアルバイトをしている。釣銭など間違わないよう緊張して仕事をしている。最賃とバイト代が連動しているので大幅にあげてほしい」と話しました。

(8月24日 しんぶん赤旗)