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感染急拡大 対策強く 第5波までの反省生かして 愛知県に党県委要請

コロナ対策強化を要請する(右から)しもおく、わしの、すやま各氏ら=13日、愛知県庁西庁舎

 日本共産党愛知県委員会は13日、大村秀章県知事に対し、全国での新型コロナ感染急拡大をうけて、第5波までの反省をいかした対策の強化を緊急に申し入れました。

 しもおく奈歩(県議補選豊橋市区予定候補)、わしの恵子両前県議、党コロナ対策本部のすやま初美本部長(参院愛知選挙区予定候補)らが参加。県感染症対策課職員が応対し、要請書を廊下で手渡しました。

 愛知県で12日の陽性者数が723人にのぼり、1週間で10倍に増えています。

 要請書では、「自宅療養」ではなく感染の急拡大に対応した医療や宿泊療養施設の体制の抜本的強化が必要だと指摘し、検査体制の充実、ワクチン接種の推進が求められていると強調。高齢者を中心とした迅速な3回目のワクチン接種、県の責任で希望者全員のPCR等検査を行う、陽性者の入院・宿泊療養施設での保護を徹底する、東三河や尾張一宮地域にも宿泊施設を確保することなど7点を申し入れました。

 しもおく氏は、東三河で人口最多の豊橋市に宿泊療養施設がないことを指摘し、新設・確保を求めました。また、持病によりワクチンを接種できなかった人が退職に追い込まれた事例を紹介し「未接種を理由に差別や不利益が生じないよう徹底してほしい」と話しました。

 職員は「要請内容を関係局に伝え、やれることをやっていく」と応じました。

 党が求めてきた高齢者・福祉施設の職員への定期検査の再開については、大村知事が2~3月に実施することを発表。すやま氏は、「期限を決めるのでなく、要望に応じて検査してほしい」と求めました。

(1月15日 しんぶん赤旗)