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共闘・世論の発展さらに 「革新・愛知の会」が総会

革新懇運動の課題と経験を交流する参加者=4日、名古屋市熱田区

 「平和・民主・革新の日本をめざす愛知の会」は4日、名古屋市内で第42回総会を開きました。地域や職場、団体から56人が参加し、共闘の成果や革新懇運動への課題・展望を交流しました。

 小田川義和・全国革新懇代表世話人が「総選挙の結果と求められる革新懇運動」のテーマで講演。総選挙で市民と野党の共闘は画期的な一歩を踏み出したと指摘し、自民党らによる共闘への攻撃は「野党共闘への脅威の裏返し」を解明しました。岸田首相が改憲策動を強める一方で、国民の改憲世論は高まっていないと強調。「国会での劣勢を盛り返すのは運動と世論。戦争法廃止、改憲阻止の基本要求にこだわりつつ、ジェンダー平等やコロナ対策、子育て支援などの要求実現の模索が勝利につながる。革新懇運動の経験をいかし、さらに共闘と世論を発展させていこう」と訴えました。

 討論では、「次の選挙は野党共闘の魅力と展望をわかりやすく市民に伝えていこう」「職場の真ん中世代に私たちがもつ経験と知識をつないでいこう」「青年にアピールするためにはSNSの活動が重要。青年を取り巻く自己責任論を乗り越え、青年に寄りそう運動をしていこう」など発言がありました。

 近田美穂子事務室次長が来年度運動方針を提案。「改憲策動を許さず、憲法を守りいかす取り組みへ、街頭宣伝とともに学習しよう。コロナ対策、核兵器禁止条約への批准、沖縄新基地建設反対の運動にも積極的に取り組んでいく」と強調。参院選について「改選数4の愛知では、共闘分断に反撃し、選挙区でも比例でも立憲野党の前進を切り開こう」と述べ、方針を満場一致で採択しました。

(12月8日 しんぶん赤旗)