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「食費が大変、助かる」食糧支援「ほこプロ」

 日本民主青年同盟愛知県委員会は17日、名古屋大学や名城大学のキャンパスがある名古屋市東区の大曽根駅前で初めて、学生に食料支援と生活相談をする「ほこほこ愛知プロジェクト」を実施しました。

■ 「バイト減る」不安の声

 激しい雨の中でしたが、スタッフが「農家や地元の人たちから寄せられた物資です。遠慮なくもって行って下さい」と声をかけると駅利用の学生らが足を止め会場に並んだ新鮮野菜やレトルト食品、日用品を選んでいました。

 愛知県に20日から新型コロナのまん延防止等重点措置が適用になったことから、名城大学2年生は「今までよりバイトが減ると思う。これから食費を切り詰めようと思っていたので助かる」。実態アンケート調査に応じた名古屋大学医学部の2人の学生は「大阪府のように部活禁止やオンライン授業はいやだ」、「医学部なので医療現場での実習が出来なくなると困る」と心配そうに話しました。

 名古屋大学大学院の中国人留学生は「オンライン授業などで部屋にいることが多く光熱費など出費が増えた。日本は物価が高いので食費も大変。自炊しているので食材はありがたい」と話しました。

 民青の谷本麗之(れいじ)副委員長は「雨天の中でも多くの学生が訪れました。新型コロナ第4波になったと言われるなか食料支援はますます大切になっています。県下各地で支援の取り組みが広がっています。稲沢市(21日)、日進市(22日)でも初めて食料支援に取り組みます」と語りました。

(4月20日 しんぶん赤旗)