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学術会議任命拒否 批判の声を もとむら・しまづ氏、沢田名古屋大名誉教授訴え

学術会議への人事介入に抗議し、任命拒否の撤回を求める(左2人目から)沢田、もとむら、しまづの3氏ら=3日、名古屋駅前

 日本共産党愛知県委員会は3、4両日、菅首相の日本学術会議人事への介入に抗議する宣伝に取り組み、各地で議員、予定候補者先頭に訴えました。3日は名古屋駅前で、衆院比例東海ブロック予定候補の、もとむら伸子衆院議員、しまづ幸広前衆院議員が訴えました。沢田昭二名古屋大学名誉教授も参加しました。

 沢田氏は、「学術会議の任命拒否は初めての出来事で前代未聞だ。過半数の学者が戦争に加担し戦争に突き進んでいった戦前と重なる」と指摘。「学者は反省し、国民の暮らしを守るために、憲法9条に沿って研究し国に訴えてきた。人事介入を許せば、本当に科学が落ちぶれる。一緒に批判の声を上げてほしい」と話しました。

 もとむら氏は「任命拒否した理由を政府に質問しても、『確認中』と言うばかり。ウソとごまかしの政治は続いている。共産党は創立98年、戦争反対を貫いてきた。『戦争する国づくり』をめざす菅首相の人事介入は断じて許せない」と述べ、総選挙での党躍進を訴えました。

 しまづ氏は「菅内閣は安倍内閣にも劣らない危険な内閣だとはっきりした。戦争に反対する学者を排除し、戦争参加への狙いが透けている。市民と野党の力を合わせて違憲、違法の任命拒否を撤回させよう」と呼びかけました。

(10月5日 しんぶん赤旗)