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コロナ対策補正予算案 党の要請相次ぎ実現 専門病院10月開設

県の担当者(左)にコロナ対策の要請書を手渡す党愛知県委員会のすやま初美副委員長ら=4月13日、愛知県庁

 愛知県は3日、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ総額786億3487万円の9月補正予算案を発表しました。このうちコロナ対策に701億円を振り分けています。

 衛生研究所でPCR検査を実施する検査員の派遣委託や検査機関設備整備費補助金などPCR検査体制強化事業費に42億円、岡崎市に10月開設予定のコロナ患者受け入れ専門病院の運営費に26億円を計上。医療機関支援に420億円を充てています。避難所などにおける感染防止対策への支援として2億円を計上しました。

 休業や失業により収入が減少した世帯に対する貸付事業の拡大に58億円を計上。宿泊事業者が実施する感染防止対策への支援に6億円を充てています。

 9月補正の規模としては過去10年間で最大。コロナ対策の補正予算は本年度に入って6度目で、累計2557億円です。

 日本共産党愛知県委員会が10回超にわたり県に要請してきたPCR検査体制の拡充や、衛生研究所の人的充実、患者の受け入れ体制の拡充、医療機関への支援などが予算案に反映されています。自宅療養者への配食サービスは9月1日から開始するため18億円を8月に専決処分で補正予算化しています。

(9月13日 しんぶん赤旗)