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8時間働けば暮らせる社会を すやま氏と青年が交流

 名古屋市の日本共産党南部地区委員会は26日、すやま初美県副委員長(県若者雇用対策部長)を迎え、青年のつどいを港区内で開きました。高橋祐介前市議が司会進行しました。

 すやま氏が冒頭、「新型コロナのもと、青年の働き方の実態を出し合い、共に考えたい」と述べました。

 ごみ処理施設で夜勤警備をしている男性は、「夜勤で仮眠はあるが、実拘束時間は16時間。3人で警備しているが夜なのでこわい。火が出たときは警備員が対応した」といいます。

 障害者総合支援法に基づく就労継続支援A型で大学のトイレ掃除の仕事をしている女性は、「新型コロナで学生は来なくても、作業は通常通りだった」と述べ、「弟は今春高校を卒業して就職する予定だったが、新型コロナの影響で就職活動を続けている」と語りました。

 名古屋港の輸出入倉庫で仕事をする男性は、「夏は50度を超えるコンテナの中でも長袖に安全靴で作業しているが、暑さ対策は自己責任」と話しました。

 すやま氏は、「新型コロナの感染拡大のもとでも動かさなければならない社会のインフラを、熱中症や感染リスクとたたかいながら支えている、みなさんの話をリアルに聞くことができました。こんな時こそ、最低賃金の引き上げが必要です。みんなの力で、だれもが8時間働けばふつうに暮らせる社会に変えていきましょう」と強調しました。

(7月29日 しんぶん赤旗)