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高江・辺野古の平和守れ 名古屋で行動続け200回 これからも

「勝利のラインダンス」を踊り、基地建設反対を訴える人たち=6日、名古屋市中区

 名古屋市中区栄で6日、米軍の高江ヘリパッドや辺野古米軍新基地建設に反対の声をあげる「高江・辺野古みんなの平和をまもれ!名古屋アクション」が200回目を迎えました。自作ボードなどを掲げ30人以上が参加しました。

 アクションは沖縄の運動に連帯し、本土から声をあげようと2016年に5人の呼びかけから始まりました。多い時は100人を超える参加もありました。スライドショーや写真展、ライブ、ダンスなど注目を集める工夫を続けてきました。

 呼びかけ人の一人、二村優子さんがマイクを握り、「軍事力は抑止力ではなく、暴力であり、基地は暴力装置です。沖縄だけの問題ではありません。基地があることで受けてきた理不尽を、自分ごととして考え、一緒に声を上げましょう」と訴えました。

 伊江島出身の小山初子さんは「本土の活動が沖縄を励ましている。基地があることで沖縄県民がどれだけ危険な目にあっているか。国民の声を無視し続ける安倍政権を変えて行こう」。ワールド・ビヨンド・ウォー日本支部長のジョセフ・エサティエさんは「一番悪いのは米国政府。トランプ大統領になってから、ますます強硬的。同時に日本の民主主義も問われている。基地撤去は沖縄だけでは実現できない。日本全体で声をあげることが必要」と述べました。

 ほぼ毎回参加している加藤結姫さんは「10年沖縄に住んでいたが観光気分だった。名古屋に戻ってから基地問題の実態を知り、後悔した。きれいな海や自然、ジュゴンを守っていくためにアクションを続けていきたい」と語りました。

(6月9日 しんぶん赤旗)