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バイト学生 収入なし 愛労連が宣伝

「仕事への影響」などを聞くシールアンケートに取り組む組合員=15日、名古屋市中区

 新型コロナウイルス感染拡大で「いま、政治に希望することは」―。名古屋市中区の金山総合駅前で15日、愛知県労働組合総連合(愛労連)が宣伝に取り組み、市民に希望を聞くシールアンケートを呼びかけました。

 組合員ら20人以上が参加。知崎広二議長らが「愛労連労働相談センターには雇用不安や派遣切りの相談が多数寄せられています。安倍政権の感染拡大防止策や国民への支援策に不安が高まっています。安倍首相は自粛とセットで補償すべきです。政治に対する要望を聞かせてください」よ訴えました。

 「マスクはありますか」、「仕事への影響は出ていますか」などの問いに、駅利用客が次々とシールを貼っていきました。

 「賃金補償」に投票した男性学生(21)はアルバイトで働いている居酒屋が明日から5月6日まで休業。バイトなので休業中の給料がでない」。生命保険会社の営業職の女性(42)は「固定給より歩合給の割合が高い。新型コロナの影響で営業活動が困難。新規契約は皆無に近い。報道では国からの現金給付は5月ごろとのこと。もっと早く支給してほしい。終息まで何カ月もかかると生活できない」と話しました。

 1時間の宣伝で約50人が投票。8割の人が「マスクの残りが少ない」、「仕事や賃金に影響がでている」に投票しました。

(4月17日 しんぶん赤旗))