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改憲発議許さない 愛知で集会 新署名へ熱気

安倍9条改憲発議阻止へ緊急署名推進を呼びかける小田川氏=13日夜、名古屋市熱田区

 「改憲発議に反対する全国緊急署名」推進愛知県キックオフ集会が13日夜、名古屋市内で開催されました。憲法改悪反対愛知共同センターが呼びかけ、地域や市民団体、労働組合などから110人が参加し、安倍9条改憲発議を許さない熱気に包まれました。

 愛知共同センターの村上俊雄共同代表は「あらゆるところで暮らしは厳しくなり、安倍政治のウソとごまかしが通用しなくなっている。時間的・精神的に追い詰められている人たちと対話を重ね、署名を進めていこう」とあいさつしました。

 安倍9条改憲NO!全国市民アクション共同代表の小田川義和全労連議長が、「市民と野党の共闘を前進させるためにも、緊急署名の成功を」と講演。署名を軸に安倍改憲反対、発議阻止の運動を再構築し、総選挙での野党共闘を迫り続けることが市民運動の役割だと指摘しました。「13項目の共通政策を市民参加でさらに練りあげ、消費税、社会保障、軍事費などの一致点の追求しよう」と強調。3000万人署名の到達点をふまえ、地域・団体で緊急署名の目標を自主設定し、「運動をさらに広げ、総選挙では市民と野党の共闘を勝利させ、改憲発議阻止に決着をつけよう」と呼びかけました。

 参加者が活動経験や取り組みを発言。「3000万人署名から戸別訪問を続けているが、安倍首相の態度に市民の強い怒りを感じるようになった。気持ちを新たに、市民と野党をつなげる運動をしていきたい」、「参院選での改憲勢力3分の2割れは間違いなく私たちの運動の成果。確信を持って、緊急署名を広げ、改憲発議を絶対に阻止しよう」、「安倍9条改憲NO!あいち市民アクション作成の憲法パンフが7版、9万2000冊発行された。街頭でも受け取りがすごくいい。ぜひ活用してほしい」と続きました。

 今後の運動方針について、「地域・市民団体、労働組合が協力、一体になって緊急署名をすすめよう。毎週、対話や到達点を集約し、ニュースとして届けたい。弁護士など講師に、草の根から学習会を開こう」などと提案され、満場の拍手で採択しました。

(2月15日 しんぶん赤旗)