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沖縄連帯 愛知で発信 平和大会参加の学生が報告

 愛知県平和委員会・青年学生部は21日、名古屋市内で平和大会(沖縄県で11月8、9日開催)の報告集会を開き、12人が参加しました。愛知県から参加した3人の大学生が報告しました。

 大学1年の男子学生は「開会集会に参加した。デニー県知事が辺野古新基地について、『政府に話し合いで解決をと求めたが、沖縄の声を聞こうとしない』と発言。米軍機の事故や米兵の犯罪実態の報告に驚いた。日米地位協定を改める必要がある」と述べました。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前の連帯行動に参加した女子学生(19)は「行動中も米軍機の騒音で話が聞こえない状況。愛知県には米軍基地はないが、核兵器も搭載できるF35戦闘機の整備拠点化がすすめられている。基地問題では同じ。愛知から平和の声を発信したい」と強調しました。教員をめざす広島市出身の男子学生(3年生)は「子どもの頃から被爆や平和について学んできた。多くの人が戦争の犠牲になった点では広島も沖縄も同じ。教員になったら平和教育を進めたい」と話しました。

 報告後、「平和のために何が出来るか」をテーマに話し合いました。「学生のなかで戦争や平和の話が出来ない。気軽に学生の意見や声が聞けるようインターネットを使って平和アンケートをおこない46人から回答があった」、「沖縄や広島まで行くのは費用がかかり大変。愛知県在住の沖縄出身者や被爆者から『体験を聞く会』を開きたい」などの発言がありました。

(12月25日 しんぶん赤旗)