名古屋市千種区で「消費税10%増税に異議あり!」の声を各界から報告するシンポジウムが20日に開かれ、コープあいちや愛労連、愛商連の代表ら23人が参加しました。主催は、コープあいちの有志らでつくる、くらしと平和・憲法を語るつどい実行委員会。
田辺準也さんがあいさつし、「資産に関係なく一律の税制の消費税は天下の悪税。参院選で審判をくだし、増税中止に追い込みたい」と話しました。
県保険医協会の杉藤庄平歯科医師は、「増税分が診療報酬に上乗せされる。増税中止とともに患者にも医療機関にも消費税を負担させない、真の医療非課税を実現したい」と話しました。ストップ改憲ママアクション@あいちの増田奈緒子さんのインタビューが映され、「貧乏人から取って貧乏人に配ることに意味はない。税を取るところが違う」と語りました。
榑松佐一愛労連議長は、社員の人件費は非課税だが、派遣の外注費は課税対象のため税務署で控除されると述べ、増税によって派遣労働が増える仕組みを紹介。愛商連の服部守延会長は「消費税を価格に転嫁できない中小業者は営業を破壊される。消費税の悪魔的な性格を業者に知らせ、廃止していきたい」と述べました。
参加者は、「夏の参院選で、増税中を決断させるのは私たち一人ひとりの声。『いま上げるべきではない』の声を大きく広げ、運動の輪をひろげよう」とシンポジウムアピールを拍手で採択しました。
(6月25日 しんぶん赤旗)