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参院選最前線 宣伝・対話、「担い手」づくりに全力

声援に応える(左から)井上さとし、すやま初美の両氏=18日、名古屋市中区

 日本共産党愛知県委員会は、参院選で比例43万票を何としても獲得し、愛知選挙区(定数4)で21年ぶりの党議席をと、宣伝キャラバン、対話・支持拡大、『担い手』を広げる活動に全力をあげています。

■ 「希望」に期待

 18日には名古屋市中区で参院比例代表・愛知選挙区の合同事務所開きを開催しました。比例代表の井上さとし参院議員(比例予定候補)が3期18年間の国会活動を紹介し、参院選の争点や党の政策を述べ、「消費税10%増税、9条改憲を狙う安倍政治を終わらせるため先頭に立って奮闘する」と強調。すやま初美候補は「長時間労働やパワハラをなくし、誰もが自分らしく生きられる社会をつくる」と決意表明。宣伝カーに乗車し、宣伝キャラバンに飛び出していきました。

 県内全54自治体を巡る「第5次全県宣伝キャラバン」(10日~6月2日)では、すやま予定候補を先頭に地方議員や支部が、「消費税増税の中止、暮らしに希望を―三つの提案」を紹介し、「日本共産党をのばして希望の持てる日本にしよう」と訴えています。

 聴衆から期待の声が寄せられています。「安倍政権は消費税10%増税、9条改憲など国民の声を無視して強行しようとしている。腹立たしいかぎり。参院選で共産党が勝って民意無視の安倍首相を痛い目にあせてほしい」(名古屋市中区・62歳男性)、「生活が大変で病気になっても医者にもいけない。増税になったら、どうやって暮らせというのか。市議選は残念だったが、参院選がんばってくれ」(名古屋市南区・70歳代女性)。

 昭和区で山下よしき副委員長を迎えて開かれた演説会(21日)では「娘が来年受験。高い学費で進学を迷っている。学費の無償化、給付型奨学金に取り組んでほしい」(46歳女性)、「みんなが正規労働者になり労働条件が良くなってほしい。そうすれば余裕ができ、人生を豊かに生きることができる」(50歳女性)の感想が寄せられました。

■ 一緒に訴えを

 各地で『担い手』づくりの取り組みも広がっています。

 稲沢市では「国民をいじめる安倍政権は許せない。応援しているよ」と怒りの声をあげる「しんぶん赤旗」日曜版読者の女性に、党員が「政治を変えるため応援だけでなく一緒になってやってほしい」と訴え、「自分のできることでがんばります」と入党しました。

 春日井市の南城支部は県議選の惜敗をバネに後援会員を訪問。どこでも「県議選は残念だったね。しかし市議選は4人全員当選でよかった」、「安倍政権はひどい。安倍政権をやつっけてくれ」など激励の声。半数の人が「知り合いに共産党の支持を訴える」と約束しました。

 党県委員会は6月15日に名古屋駅前で志位和夫委員長を迎えて開く街頭演説会を成功させるため、読者、後援会員、支持者に演説会への参加と選挙で「2票、3票と広げてほしい」と『担い手』を広げる取り組みを強めています。

(5月27日 しんぶん赤旗)