ニュース

小牧平和集会の成功へ学習会 本村議員が基地の実態報告

国会論戦を紹介する本村議員(正面)=26日、愛知県春日井市

 「愛知を戦争拠点にさせるな!愛知の空に米軍機はいらない!」。愛知県春日井市で、日本共産党の本村伸子衆院議員を迎えて、小牧平和県民集会(9月30日、小牧市・市之久田公園)成功に向けた事前学習会が26日開かれ、会場いっぱいの100人が参加しました。市民、平和団体や労働組合でつくる実行委員会の主催。

 尾中地区労連の望月敦議長があいさつし、「この間、自衛隊機の部品落下やエンジントラブルが相次いでおり、住民に不安が広がっている。小牧を戦争拠点にさせないよう、声をあげていこう」と話しました。

 本村議員はF35ステルス戦闘機の整備拠点化が進められる航空自衛隊小牧基地や三菱重工小牧南工場の実態について、国会論戦を紹介しながら報告しました。

 本村議員は、整備拠点化はアメリカ言いなりで進められ、米軍のコストダウンのために日本の税金が使われていると指摘。「敵基地攻撃能力を持ち、レーダーに映らないステルス戦闘機の拠点ともなれば、有事の際に攻撃を受ける可能性が高い。小牧基地は住宅密集地にあり、住民無視の拠点化は許されない。住民の命、暮らしを守るために引き続き頑張りたい」と話しました。

 矢野創県平和委員会事務局長は「私たちの町に戦闘機部隊が飛来してくるかもしれないことを多くの住民に広め、自治体と一緒に反対の世論をつくろう。米軍新基地反対の沖縄県知事選と連帯してたたかっていこう」と呼びかけました。

 参加者から「ふと上空を見上げたら片方のエンジンが止まったまま飛行する機体があった。ぞっとした」、「F35の騒音はうるさいなんてものじゃない。生活に支障が出るほどだ」など多くの感想が寄せられました。

(8月29日 しんぶん赤旗)