ニュース

「どうする?9条改憲」国会議員と市民が公開討論

 「どうする? 9条改憲」公開討論会が22日、名古屋市港区で開かれました。国会議員と市民約110人が参加し議論しました。主催は同実行委員会。

 主催者あいさつした名古屋学院大学の阿部太郎教授は、自民党の9条改憲の動きが強まるもと「政権主導で改憲が進められるなか、いろんな考え方の人と議論し市民が主体的に選択していく場になれば」と語りました。

 愛知県の与野党国会議員に呼びかけ、日本共産党の本村伸子衆院議員、立憲民主党の吉田統彦衆院議員が参加。自民、公明の与党は欠席しました。

 本村議員は、9条に自衛隊を書き込めばアメリカと一体の無制限の武力行使を認めることになると危険性を指摘。日報隠ぺい問題では愛知県の小牧基地から派遣された部隊の日報も隠されていたと紹介し「安倍政権は真実を隠し憲法を壊そうとしている。憲法を変える資格などないし、指一本触れさせてはいけない」と訴えました。

 吉田議員は、「安倍政権下での改憲は許さない」と表明。違憲の集団的自衛権行使を認めた安倍政権に憲法9条を変えさせるわけにはいけないと語りました。

 緑の党、新社会党も発言し、自由党のメッセージも寄せられ、市民からの質問や意見を交えて交流しました。

 子どもと参加した増田奈緒子さん(40)は、「安保法制OKの自衛隊を憲法に書いちゃったら、危険な任務も増え予算もそっちにいってしまう。9条は変えたくないし、改憲は止めていきたい」と話しました。

(4月23日 しんぶん赤旗)