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部品落下、原因究明を 市民団体が小牧基地に要請

 愛知県内の市民、平和団体や労働組合などでつくる小牧平和県民集会実行委員会は11日、航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)を訪れ、同基地所属KC130輸送機が2日に部品落下を起こしたことを受けて、原因究明・再発防止策を申し入れました。

 矢野創・県平和委員会事務局長、福本英雄・小牧平和委員会事務局長、日本共産党の、すやま初美・参院愛知選挙区予定候補ら8人が参加しました。

 同基地所属の航空機による事故・トラブルが繰り返され、2010年以降だけでも24件が発生しています。さらに15年、16年は年5回も発生し、「いつ墜落事故が起きるか」と不安が広がっています。

 参加者は「事故のたびに恐ろしい思いをしている。もう起こらないようにと願っているが、また繰り返される」と訴え、再発防止を強く求めました。

 福本さんは、「これまで何回も原因究明と再発防止について、文書で自治体にも市民にも公表するよう求めてきたが回答は一度もない。せめてホームページの公表など努力するべきだ」と求めました。応対した担当官は「回答は、基地司令に報告し検討していく」と答えるにとどまりました。

(4月13日 しんぶん赤旗)