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労働者の暮らし守れ 名古屋で共闘の総行動に200人

 名古屋市内で15日、「みんなの要求 みんなで実現」をスローガンに第88回栄総行動が行われました。市内の労働組合や市民団体、争議団から、のべ200人が参加し、集会・デモ・要請行動に取り組みました。

 「一人では実現できない要求でも、みんなでいっしょにやれば実現できる」と1978年から続いている一日共闘の市民運動です。

 昼休みには、繁華街、官庁街などから3コースに分かれてデモ行進。中区・栄ひろばを目指して「残業代ゼロ法を導入させるな」「最低賃金いますぐ千円」などコールし、休憩中の会社員や公務員らにアピールしました。

 終結集会で北村淳実行委員長があいさつし、「午前中に労働局と懇談したが、個別事案には答えないという対応だった。労働者の暮らしを守る要求の実現に向け、粘り強い運動が必要だ」と述べました。

 不当な賃金・昇格差別の是正を求める明治乳業争議団、社保庁解体による不当解雇撤回を求める争議団、中区・古沢公園の存続を訴える保育士が報告し、支援を呼びかけました。参加者は、「小学校給食の民間委託反対」「最低賃金いますぐ1000円、いずれは1500円」「浜岡原発即廃炉」「安心して暮らせる雇用の確保」などを掲げた決議文を採択しました。

 朝の出勤時間には地下鉄駅前などでビラ配布、集会の前後には名古屋市、愛知労働局、銀行、中部電力など10団体へ要請も行いました。

(11月17日 しんぶん赤旗)