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平和の日本 9条守る 安倍改憲阻止 3000万署名訴え

 憲法9条改憲阻止へ向けた「安倍9条改憲NO!3000万署名」への協力を呼びかける宣伝行動が9日、名古屋市瑞穂区の地下鉄桜山」駅前で行われました。みずほ9条の会が毎月区内でおこなう「9の日行動」で、会員ら10人が参加しました。

 戦争させない瑞穂区の会共同代表の見崎徳弘さんはマイクを握り、「日本国憲法は70年以上、世界に平和を誓ってきた。9条は世界に知られ、素晴らしさが認められています」と強調。「世界が望む平和の形を書いた憲法を安倍首相らは変えようとしている。改憲されれば、アメリカとともに戦争できる国になり、悲惨な戦争の歴史が繰り返される可能性がある。この署名は改憲へ突き進む勢力を諦めさせるための署名。ぜひご協力を」と訴えました。

 訴えを聞いた民生委員の女性(66)は、「今の政治や自民党が若者に支持されていると報道がある。私にも中2の孫がいるが、本当に戦争する世界になれば、犠牲になるのは子や孫たち。何が何でも戦争は反対」と語り、署名しました。

 「終戦時は2歳半でした」と切り出した、9条の会世話人の水谷暎子さん。「戦時中の記憶はありませんが、戦後の貧しさや不平等は体験しました。安倍政権になって、子どもの貧困や格差は広がるばかり。政府に憲法を守らせましょう」と訴えました。同世話人の伊藤真弓さんは「トランプ米大統領が来日し、武器を買ってくれと言い、安倍首相はニコニコとそれに応える。9条がないがしろにされている。平和の日本でいるために、憲法を守ろう」と話しました。

 署名に快く応じた男性(88)は「憲法9条は大事にしないかんでね。署名でよければ協力したい」。足をとめた女性(63)は「いろんな考え方があるけど、憲法はやっぱり変えないほうがいい」。バス待ちの男性(57)は「職場にも九条の会がある。がんばってください」と話しました。

(11月11日 しんぶん赤旗)