ニュース

本気の共闘 深化さらに 総選挙報告会 本村議員の発言

 比例東海ブロックで再選を勝ち取った日本共産党の本村伸子衆院議員は、各地で総選挙結果を報告し熱い決意を語っています。10月28日に名古屋市で語った内容を紹介します。

 みなさんのご支援で2期目の当選をさせていただきました。大変重い責任があると痛感しています。安倍政権の憲法壊すような動きを阻止していく歴史的使命を果たしていきたいと思います。

次の総選挙で

 今回、仲間を増やして一緒に国会に行けなかったことは、本当に力不足だと痛感しています。

 今まで一緒にやってきた大切な仲間が国会にいなくなってしまうことは、私としては受け入れられないような状況でした。でも、泣いていた私に、東海比例で再選がならなかった島津幸広さんは「本村さんの議席は守ったんだから」と逆に励ましてくれるのです。同じく比例で当選できなかった池内さおりさんや斉藤和子さんには、「すぐ戻ってくるから」ってバーンと肩を叩かれました。今回21人から12人になりましたが、次の総選挙で必ず仲間を増やして戻ってくるんだと。もう目は次に向かっております。

 今回の総選挙、私たちは議席を減らしましたが、立憲民主党のみなさんなど核となる仲間が増えたわけです。これからが大事だと思います。市民プラス野党みんなで力をあわせて安倍政権の改憲を阻止し、安保法制を絶対に廃止に追い込んでいきたいと思います。

 沖縄1区で当選した共産党の赤嶺政賢さんは、市民と野党のオール沖縄の運動がいっそう発展し、オール沖縄のたたかいは沖縄の文化として根付き、崩すことは困難なものになっているのだと話していました。このオール沖縄のたたかいに学び、この愛知、東海エリアでも本気の共闘をいっそう深化させる、根付かせるために力を尽くします。

権利守る議席

 最近、日本共産党の国会の議席の値打ちを感じる出来事がありました。今年4月、私は非正規の有期雇用で働く20代の女性の問題を質問しました。彼女は3年間同じ自動車部品工場で働いていたのに妊娠しても出産手当金も育児休暇も育児休業給付金もなく、やめてもらうしかないと言われました。

 調べると同じ代表取締役の三つの会社を有期雇用で回されていました。私は、こういう脱法的な行為を放置していたら、女性、とりわけ子どもを産みたいと思っている女性が安心して働き続けることができなくなると追及しました。

 選挙後に分かったのですが、その後JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)のみなさんと力をあわせるなかで、三つの会社が一つの会社になりました。社会保険に入り、有給休暇も取得することができるようになり、出産手当金も育児休業給付金も出ることになりました。

 日本共産党の国会の議席は、そうやって一人ひとりの権利を擁護するためにがんばれるわけです。こういう問題にもしっかりと取り組んでいきます。

 そして次の選挙で日本共産党の議席を増やしたいと思っていただけるような国会活動、2倍3倍がんばっていきたいと思っております。みなさんと力合わせ、被爆二世として人生をかけてがんばり抜くことお誓い申しあげます。

(11月4日 しんぶん赤旗)