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市民の声聞く市政へ 知多市長選 黒川氏が立候補表明

 17日告示、24日投票の愛知県知多市長選挙で、「市民のくらしと市政をつなぐ会」の黒川親治氏(75)=無所属新、日本共産党推薦=が4日、市内で記者会見し、立候補を表明しました。日本共産党の中平猛市議が同席しました。

 黒川氏は、現市政を「市民の声を聞かない、市長によるトップダウンの市政だ」と批判。4月から始まったゴミ収集有料化に触れ、「市民への説明もないまま、指定ゴミ袋が10枚500円になった。有料化を導入するための住民説明会を開いたが、決定事項だけ伝えたものだから、半数の市民は途中退室する事態になった。市民の批判を市長はしっかりと受け止めるべきだ」と強調。「ゴミ収集は税金でまかなうのが当然であり、以前の状態に戻したい」と述べました。

 市役所移設を含む朝倉駅周辺整備計画について、「市長は、駅前に市役所を移し、跡地に商業施設を誘致しようとしている。施設の利用見込みは不明であり、駅周辺は液状化の懸念もある。駅前にはバスターミナルを整備し、利便性を向上させ、市役所は地盤がしっかりとした場所に移したい」と決意を表明しました。

 黒川氏は党市議を7期歴任し、現在は党市委員長です。

 市長選には、黒川氏のほか現職の宮島寿男氏(69)が立候補を表明しています。

(9月6日 しんぶん赤旗)