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「ピースあいち」でいわさきちひろ展 名東区・31日まで

 

 「世界中のこどもみんなに平和としあわせを」―。名古屋市名東区の戦争と平和の資料館「ピースあいち」で、会館10周年特別企画として「ピエゾグラフによる いわさきちひろ展」が開催されています。31日まで。

 安曇野ちひろ美術館(長野県松川村)がセイコーエプソンの協力をえて、いわさきちひろの作品をデジタル化し、繊細な色使いやタッチを精巧に複製した30点の絵画が展示されています。ピースあいちが作成した平和のパネル11点も展示され、読書コーナーも設置されています。

 いわさきちひろが、戦争の時代に青春を過ごし、戦火の中を逃げまどったことも紹介されています。企画担当の熊本亮子さんは、「社会が不寛容になり、やさしさが失われ、戦争の影が忍び寄っています。こんな時代だからこそ、美しいもの、命輝く者に触れ、心の中に優しさや温かさを取り戻してほしい。ぜひ親子、3世代で一緒に見てください」と語りました。

 18、25日午後1時半、いわさきちひろ画の紙芝居を上演。20日午後2時、映画「いわさきちひろ 27歳の旅立ち」を上映。

 入場料(入館料含む)=大人500円、小中高生200円。地下鉄「一社」駅下車、北へ徒歩15分。午前11時~午後4時。日・月曜日休館。連絡先=052(602)4222同館。

(8月9日 しんぶん赤旗)