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名古屋デモ参加膨らむ 安倍政治〝怒り心頭〟

 名古屋市中区で19日、戦争法や秘密保護法、共謀罪廃止、辺野古新基地建設反対などが掲げられた「安倍内閣の暴走を止めよう!あいち集会」が開かれました。デモ行進中にも参加者が増え、750人以上が「憲法無視する総理はいらない」「政治の私物化許さない」「安倍政権は真実語れ」などコールしました。主催は、安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委員会。

 共同代表の長峯信彦愛知大学教授があいさつで、「日本の軍事費はすでに世界トップクラス。自衛隊が憲法に明記されれば、際限なく税金がつぎ込まれる。安倍政権を打ち倒し、憲法9条を世界共通の平和理念にする社会をめざそう」と話しました。

 名古屋から音楽で辺野古新基地建設反対を訴える神戸郁夫さんが沖縄報告に立ち、「機動隊の対応がいっそう暴力的になり、けが人も増えている。同じ日本とは思えない状況。稲田防衛大臣は普天間が返還されない可能性もあると言い始めた。ウソやごまかしを続ける安倍政権に政治を任せておくわけにはいかない」と訴えました。

 県弁護士会の花井増實弁護士は共謀罪について「いまだに適正な運用がされるのかはっきりしない極めて恐ろしい法律。廃止していく運動を強めていきたい」と語りました。

 民進党の近藤昭一、山尾志桜里両衆院議員、日本共産党のもとむら伸子衆院議員からのメッセージが紹介されました。

 デモ行進に5歳の息子と参加した男性(43)は、「国民の自由と権利を奪う安倍政権に怒り心頭です。10年後にもし戦争する国になったら、子どもになんて言われるか。やれることはやっていきたい」と話しました。

(7月22日 しんぶん赤旗)