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名古屋港 軍港化進む 半田で学習講演会

 愛知県半田市で26日、「秘密保護法の廃止を求める知多の会」が様変わりする名古屋港の学習講演会を開き、雨のなか50人が参加しました。

 日本共産党の山口清明名古屋市議(名古屋港管理組合議員)が「安保法制で軍港化~様変わりする商業港・名古屋」と題して講演。山口氏は名古屋港の軍事利用形態の変化について「過去50年間に23隻の米軍艦が入港した。入港目的は乗組員の休養や物資補給、友好・親善だった。安保法制(戦争法)成立後は軍事演習のための兵站活動に変わった。昨年8月には米軍輸送船が初めて訓練目的で入港した」と報告。「陸上自衛隊が訓練場で使用する武器・兵器を含む装備品の輸送も名古屋港が利用されている。その際は民間業者も使われている」と述べました。

 東海市、知多市は名古屋港に含まれる地域で、参加者から「他人事ではない。東海市の岸壁も軍事利用される可能性がある」、「戦争法の影響が身近にあるのを感じた。戦争法廃止へ運動を広げる」などの意見や感想が寄せられました。

(3月29日 しんぶん赤旗)