ニュース

兵庫 生存権裁判勝利へ 中央キャラバン愛知入り

 
 生活保護の老齢加算廃止処分の取り消しを求めた兵庫生存権裁判の最高裁勝利をめざす中央キャラバンが10日、三重県から愛知県に入りしました。

 名古屋市中村区の名古屋駅前で、引き継ぎ式をおこない、生活保護基準の引き下げ反対愛知連絡会の浅田光治代表ら20人が参加しました。
 三重県の花岡俊雄・四日市生健会事務局長から「人間らしい生活を保障せよ!」と書かれた横断幕などが手渡されました。浅田代表らが「格差と貧困が広がり、経済的原因の餓死や孤独死が相次いでいる。生活保護は最後のセーフティネット。裁判勝利へ支援を」と訴えました。

 引き継ぎ式後、参加者は愛知県庁、名古屋市役所を訪れ、大村秀章知事、河村たかし市長あての要請書を提出し、生活保護担当職員と懇談しました。
 要請は▽引き下げられた生活扶助基準を元に戻すよう国に要望する▽老齢加算復活を国に要望し、復活するまで自治体で『高齢者手当』などを行う―など7項目です。県との懇談には日本共産党の、わしの恵子、下奥奈歩の両県議、名古屋市との懇談には山口清明、岡田ゆき子、さいとう愛子の3市議が同席しました。

 キャラバンは17日まで一宮市、豊田市や豊橋市などで申し入れや宣伝をおこない、18日に静岡県に引き継ぎます。
(8月11日 しんぶん赤旗)